男子バレーボールの「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が、9月30日(土)から始まります。
近年の男子バレー日本代表は、過去最強と言われているだけに、結果に期待大です。
男子バレーボールの初戦、日本vsフィンランドの勝敗予想や試合展開、試合日程など、詳しく解説していきます。
FIVBパリ五輪予選 プールB
出典:フジテレビダイレクト
出場国 :日本、アメリカ、スロベニア、セルビア、トルコ、
チュニジア、エジプト、フィンランド
日程 :9月30日(土)~10月8日(日)
開催場所:国立代々木競技場 第一体育館
日本 対 フィンランド 試合日時と開催場所
日程:9月30日(土)
時間:19:25
日本 対 フィンランド 対戦成績
2013年 ワールドリーグ 〇3-1
2016年 ワールドリーグ ✕1-3
勝敗予想
気の抜けない展開となりますが、日本が勝利すると予想します。
予想見解
大会初戦で波に乗ることができれば、日本はフィンランドに勝利するでしょう。
直近で行われた国際大会であるネーションズリーグ2023の日本の活躍から予想できます。
ネーションズリーグ2023では、男子バレーボール46年ぶりのメダルを獲得する快挙を成し遂げました。
試合内容など、以下について詳しく見ていきましょう。
- ネーションズリーグとは
- 3位決定戦の試合内容
- 日本vsフィンランドの予想見解
ネーションズリーグとは
出典:フジテレビ
ネーションズリーグは1年に1度開催され、世界トップレベルの16チームが参加し順位を決める国際大会です。
予選ラウンドは3週にかけて4試合ずつ行われ、ファイナルラウンドはトーナメント形式で順位を決定します。
つまり、ネーションズリーグでの順位が、その年のチームの強さを表していると言えるのです。
3位決定戦の試合内容
日本は、3位決定戦でフルセットの末イタリアに勝利し、3位という結果を残しました。
宮浦健人選手のサーブが連続で決まり、日本が波に乗り2セット先取。
3、4セット目は相手のサービスエースで日本のペースがつかめず、イタリアに連続でセットを取られてしまいます。
しかし最終5セット目、相手のサーブをしっかりとレシーブし、日本のペースを取り戻しました。
最終セットを取った日本は、セットカウント3-2でイタリアに勝利をおさめました。
日本vsフィンランドの予想見解
ネーションズリーグでの結果から、日本の強みであるレシーブ力を発揮することで、日本はフィンランドに勝利するでしょう。
ネーションズリーグのイタリア戦でも、サーブを安定してレシーブすることで、日本は自分たちの流れに持ち込めました。
日本vsフィンランドでも同じように、しっかりとサーブをセッターに返し攻撃につなげることで、ブレイクすることは十分に可能だと思います。
過去の戦績からみると、どんな結果になるか断定しにくいのは事実です。
ですが、ネーションズリーグの結果からみても、世界における日本の強さは明らかです。
このことから、日本はフィンランドに勝利すると予想します。
試合展開
出典:月バレ.com
日本はフィンランドに3-1で勝利するでしょう。
初戦ということで、日本の強みを発揮するまでに時間がかかる可能性があります。
強みの守備力で日本のペースに持ち込み、フィンランドに勝利する展開となるでしょう。
日本の強みであるレシーブ力をしっかりと発揮することで、初戦の流れを自分たちに引き寄せるのです。
日本のレシーブ力は世界トップレベルだと言われています。
ネーションズリーグ2023のレシーブの統計結果では、5位以内に日本選手が多く入っていました。
ネーションズリーグ2023 ベストレシーバー(サーブレシーブのみ)
順位 | 名前 | チーム | レシーブ成功数 |
1 | コヴァチッチ・ジャニ | スロベニア | 87 |
2 | 石川祐希 | 日本 | 84 |
3 | ダナニ サンティアゴ | アルゼンチン | 80 |
4 | 髙橋藍 | 日本 | 76 |
5 | 山本智大 | 日本 | 72 |
中でも、山本智大選手は、世界に誇る日本のリベロです。
ネーションズリーグ開幕前に、山本智大選手は以下のように語っていました。
「体の調子もいいですし、プレーの質も上がっています。”止まってから動く”もかなりフィットしているので、なおさら拾えるかな」
引用:月刊バレーボール 2023年8月号
この言葉の通り、ネーションズリーグ2023で、山本智大選手はベストディガー(サーブ以外のレシーブ)で1位に輝いています。
フィンランド戦では、山本智大選手や石川祐希選手、髙橋藍選手のレシーブにも注目です。
フィンランドの威力あるスパイクやサーブを安定してレシーブし、日本のペースに導き、最終的には勝利する試合展開となりそうです。
試合のカギとなる選手
日本vsフィンランド戦では、髙橋藍選手の攻守ともにバランスの取れたプレーが試合のカギとなるでしょう。
フィンランド戦では、相手のサーブやスパイクをどれだけ多く拾えるかが重要です。
そこで、髙橋藍選手の強みを十分に発揮することで、チームを引っ張ることができるのではないでしょうか。
では、以下の3点から高橋藍選手について解説していきます。
- 優れた守備力
- 鋭いコースのスパイク
- 世界で鍛えた実力
優れた守備力
髙橋藍選手は、守備力に自信のある選手です。
中学時代にリベロをしていた経験が現在に生かされているのかもしれません。
アタッカーに転向してからも、そのレシーブ力はリベロと間違われるほどでした。
バレーボールネーションズリーグ2023のイラン戦では、髙橋藍選手が相手の鋭いスパイクを高確率であげていました。
男子のスパイク速度の平均は、時速100㎞ほどと言われています。
その速度の球をあげているのには驚きですね。
フィンランド戦でも、髙橋藍選手の守備力に期待しましょう。
鋭いコースのスパイク
髙橋藍選手は、相手ブロッカーを見て、鋭いコースにスパイクを打つことも得意です。
その実力は、相手のブロッカーが3枚付いていても打ちぬけるほどです。
守備とブロッカーの位置を見て、鋭いインナーコースにスパイクを打ったり、ラインぎりぎりのストレートに打ったりします。
鋭いコースのスパイクは髙橋藍選手の武器となり、フィンランド戦でも発揮されるでしょう。
そのスパイクで、初戦のフィンランドに勝利を導いてくれるのではないでしょうか。
世界で鍛えた実力
髙橋藍選手は、2021年11月にイタリア1部リーグのパラヴォーロ・パドヴァに移籍しました。
パドヴァでも年間300得点をあげるなど、エースとして経験を積み上げてきました。
世界最高峰のリーグで自分のレベルを上げてきたこの2年間の成果が、最近の活躍でも見られます。
そして、今年の6月には、イタリア1部のヴァロ・バレー・モンツァに移籍することを発表。
さらに高みを目指し続ける姿勢がうかがえます。
髙橋藍選手の世界で戦ってきた技術で、チームを引っ張っていくのではないでしょうか。
まとめ
男子バレーボール、日本vsフィンランドの勝敗予想と試合展開、試合のカギとなる選手についてお話ししました。
男子バレーは早いテンポで進んでいくので、先に試合のペースをつかんだチームが勝利に近づきます。
日本の守備力で相手スパイクの決定率を下げ、テンポの早いバレーで得点していく展開になるでしょう。
男子バレーボール、日本vsフィンランドは9月30日(土)19時からフジテレビで放送。
開幕戦が今から楽しみです。