男子バレーボールの「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が、9月30日(土)から始まります。
日本vsエジプト戦、どちらが勝利するのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、男子バレーボールの日本vsエジプト戦について、勝敗予想や試合展開、試合日程など、詳しく解説していきます。
FIVBパリ五輪予選 プールB
出場国 :日本、アメリカ、スロベニア、セルビア、トルコ、
チュニジア、エジプト、フィンランド
日程 :9月30日(土)~10月8日(日)
開催場所:国立代々木競技場 第一体育館
日本 対 エジプト 試合日時と開催場所
日程:10月1日(日)
時間:19:25
日本 対 エジプト 対戦成績
2016年 ワールドリーグ ✕2-3
2019年 ワールカップ 〇3-2
勝敗予想
激戦の末、日本が勝利すると予想します。
予想見解
とても厳しい戦いとなりますが、日本はエジプトに勝利するでしょう。
なぜなら、今の日本代表は過去最高の実力があるからです。
予想見解について、「世界ランキング」と「過去の国際大会の成績」から解説していきます。
日本勝利の理由① 世界ランキング
世界ランキングから、日本の勝利を予想できます。
日本 | エジプト | |
世界ランキング (2023年9月8日現在 ) | 5位 | 23位 |
バレーボールの世界ランキングは、FIVBのオフィシャル大会や大陸選手権大会、オリンピックだけでなく、予選トーナメントも対象となっています。
対象の試合で、1試合ごとに点数が加減されるようになっており、正確なランク付けが可能となっています。
日本とエジプトの世界ランキングの差から、日本の勝利が予想できますね。
日本勝利の理由② 過去の国際大会成績
以下は、過去の国際大会の日本とエジプトの順位になります。
日本 | エジプト | |
ワールドカップバレー2019 | 4位 | 10位 |
東京オリンピック2020 | 7位 | – |
世界選手権2022 | 12位 | 19位 |
ネーションズリーグ2023 | 3位 | – |
ワールドカップバレー2019や世界選手権2022では、日本がエジプトよりも上位にいることがわかりますね。
ワールドカップバレー2019では、日本はエジプトと直接対決しています。
そこで日本はエジプトに勝利しています。
さらに、直近で行われたネーションズリーグ2023では3位の成績をおさめています。
このことから、今の日本は過去最強のチームと言えるでしょう。
よって、日本はエジプトに勝利すると予想します。
ネーションズリーグについてはこの記事で詳しく解説しています。
試合展開
日本はエジプトに3-1で勝利するでしょう。
日本とエジプトのこれまでの戦績は、6勝2敗。
前回大会で、日本vsエジプトは3-2で日本が勝利しています。
その時よりも日本の実力は上がっていることから、この試合展開を予想します。
1セット目、日本はサーブでブレイクするでしょう。
エジプト戦では、緩急のあるサーブが有効のようです。
ワールドカップバレー2019の日本vsエジプト戦では、前に落とすサーブで多くのサービスエースを取っていました。
日本はサービスエース7本、対するエジプトは4本と日本が上回る結果となりました。
このことから、1セット目はエジプトをサーブで翻弄する展開となりそうです。
出典:FIVB
2セット目以降は、エジプトのサーブやブロックに押され、自分たちのミスに苦しむ展開になるのではないでしょうか。
日本の過去の試合では、相手のブレイクにより、自分たちのミスが目立ちはじめることが多くありました。
そこから、セットを落とすこともしばしば。
特に注意が必要なのが、エジプトのサービスです。
ワールドカップバレー2019では、エジプトのサーブからブレイクを許しました。
2セット目は、エジプトの攻撃に押され、セットを奪われる可能性があるでしょう。
3、4セット目は、日本の新たな武器であるブロックから、流れをつかむでしょう。
男子バレー日本代表のフィリップ・ブラン監督はこう語っています。
ブロックで効果的なパフォーマンスを期待するためには、、体格的な大きさが重要となってきます。これが昨シーズンにおいて(2つの課題)優先事項でなかった理由です。今こそ私たちのチームがこの分野で大きな進歩を遂げるときです。私たちの効果率の統計結果が、強豪チームの基準から最も離れているのはブロックです。このギャップ(隔たり)を減らす必要があります。
引用:月バレ.com
個人および集団の技術と戦術を改善します。体格的な基準と、ブロックの効果率という新しい優先順位を、選手を選抜するための基準に組み入れます。
日本はブロックの強化に取り組み、フィリップ・ブラン監督はよりブロック力の高い選手の起用を示唆しています。
その結果として、ネーションズリーグでは全試合を通じてブロック力の向上が見られました。
ブロック得点を起点にし、日本の勢いを取り戻し、3-1で日本はエジプトに勝利するでしょう。
試合のカギとなる選手
出典:FIVB
日本vsエジプト戦では、髙橋健太郎選手がカギとなるでしょう。
なぜなら、髙橋健太郎選手のブロックで相手の攻撃をシャットアウトすることが有効だからです。
髙橋健太郎選手の強みは以下になります。
- 恵まれた体格
- クイックのワンタッチ
では、詳しくご紹介します。
恵まれた体格
髙橋健太郎選手は、身長201cm、体重93kgと、外国の選手に負けない体格を持っています。
ブロックをするのに、身長が低いと大きなハンデになります。
そのため、髙橋健太郎選手の体格は国際大会でも武器になるでしょう。
また、髙橋健太郎選手の最高到達点は361cmと、男子バレー日本代表の中で一番です。
この高さがあれば、外国選手の高い打点のスパイクにも対応できると考えられます。
エジプト戦でも相手の攻撃をシャットアウトしてくれるのではないでしょうか。
クイックのワンタッチ
ネーションズリーグ2023では、髙橋健太郎選手のワンタッチブロックが目立ちました。
特にクイックのワンタッチが見られ、チームの勝利に貢献しました。
ブロックのワンタッチは、レシーブ陣の強い味方です。
強烈なスパイクの威力をやわらげ、テンポを遅くしてくれます。
それにより、コースに入りやすくなったり、レシーブしやすくなります。
髙橋健太郎選手は、自分でもクイックのブロックを意識しているようです。
「ブロックが自分のストロングポイント、勝負できる場所だと思えるようになってからは、張ること自体も怖くなくなりました。リスクを犯さないことには点数になりませんし、そこは躊躇がなくなったんです」
出典:月間バレーボール 2023年8月号
このコメントから、クイックを予測してブロックに付いていることがうかがえますね。
パリ五輪予選、日本vsエジプトでも、髙橋健太郎選手のクイックのワンタッチがカギになるでしょう。
まとめ
男子ワールドカップバレー、日本vsエジプトの勝敗予想と試合展開、試合のカギとなる選手をご紹介しました。
日本はエジプトに勝利する予想ですが、とても厳しい戦いとなるでしょう。
相手にセットを許す場面もあるかもしれませんが、日本の緩急のあるサーブと強化した守備力で、流れを取り戻す展開に期待しましょう。
男子バレーボール、日本vsエジプトは10月1日(日)19時からフジテレビで放送。
男子バレーの強さを、その目で確かめてみてください。