副業とは一般的に主な収入を得るために携わる本業以外の仕事のことです。
今の時代、会社員としての収入だけでなくプラスαで副業をする方が増え、同時にそれに興味を持つ方も増えております。
副業を始めるためのポイント
副業を始めるためのポイントは以下の3つです。
- 口約束の契約はしない
- 違法でないかを確認する
- 本業の就業規則を確認する
口約束の契約はしない
副業の場合は、特に個人間のやりとりにおいて口約束の契約をしないことが大事です。トラブルがあった際に全て自分で対応しなければならないため、仕事を始める前の契約には慎重になる必要があります。
契約書を交わしていれば、契約外のことを依頼されても契約内容を盾にして自分の正当性を主張できます。それでも相手が納得しなければ、契約書をもとに法的手段をとることも可能です。
中には契約関係をサポートしてくれるクラウドソーシングや、フリーランス協会に加入して年会費を払うと保険を受けられる制度などもあります。
違法でないかを確認する
その内容が違法でないかを確認しましょう。中には、資格が必要であったり仕事そのものが法的にグレーのものが存在します。
よく違法なものとして挙げられるのが、マルチ商法です。「簡単に副収入を得る」と友人に誘われたりインターネットの広告で紹介されているものなどを指します。
他にも「せどり」は違法性がないからといって商品を買い占め高額で転売すると罪に問われる可能性があります。せどりの場合はさらに資格が必要な場合もあるので気を付けてください。
本業の就業規則を確認する
本業の就業規則も忘れずに確認してください。副業が多くの企業で解禁されましたが、まだまだ禁止している会社は多いです。
その他、副業を許可していても実は事前許可が必要であったり種類を限定している場合もあります。基本的には就業規則に書かれていますが、よく分からない場合は直接確認しましょう。
副業・兼業に関する裁判例では、労働者が労働時間以外の時間をどのように
利用するかは、基本的には労働者の自由であり、各企業においてそれを制限する
ことが許されるのは、例えば、
① 労務提供上の支障がある場合
② 業務上の秘密が漏洩する場合
③ 競業により自社の利益が害される場合
④ 自社の名誉や信用を損なう行為や信頼関係を破壊する行為がある場合
に該当する場合と解されている。
厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」には、行うこと自体は個人の自由である旨が記載されています。
副業の例
それでは具体的な内容をご紹介します。
ブログ
ブログは、自分で開設したブログに記事を投稿して収益化するものです。記事執筆がメインなので、文章が書けるすべての人におすすめできます。
ブログで副収入を得る方法は大きく分けて以下の3つです。
- 広告収入
- アフィリエイト
- コンテンツ販売
広告収入は、記事にアドセンス広告を貼って収益化する方法です。記事を読まれたり広告をクリックされた数に応じて報酬が決まります。
アフィリエイトは、ブログ内で商品やサービスを紹介して収益を得る方法です。コンテンツ販売は、自分で作った商品やサービスを販売する方法です。
アフィリエイト
アフィリエイトは、ブログやSNSなどのメディアに広告を貼り付け、広告経由で発生した売上の一部を収益とするものです。広告をクリックしてサービスや商品が売れた場合に収益が発生するため「成果報酬型広告」とも呼ばれます。
主にブログ上でアフィリエイト広告やアフィリエイトリンクを貼り付けることが多いです。具体的なジャンルは以下のようなものです。
- プログラミングスクール
- 美容・化粧品
- 健康食品
- スポーツ
- 動画配信サービス
Webライター
Webライターは、主に広告やアリフィエイト収入を目的としたインターネット上のメディアで記事を執筆するものです。特定の検索キーワードやテーマに沿った内容の記事を執筆し依頼者へ納品します。
ブログやアフィリエイトの副業はブログ運営と並行して記事を執筆しますが、Webライターは記事執筆がメインです。クライアントが記事執筆を依頼し、記事構成や執筆規則に従って記事を書きます。
執筆はインターネットの情報を参考にしながら進めることができます。
単価は1文字○円と決定される場合がほとんどで、例えば1,000文字の記事を執筆したら報酬は1,000円となります。最初は0.5〜1円で受注することが多く、実績がつくと2円や3円で受注することも可能です。
その他の副業
リスクがある:「誰でも簡単にできる」系
「誰でも簡単に○○万円稼げる!」などと謳っている副業についてです。
InstagramやTwitterなどソーシャルメディアのアカウントでの投稿やDMなど、こういったWeb広告についてです。
上記のように「具体的に何をして副収入を得るのかのか分かりづらいもの」「相場よりも明らかに高すぎる報酬を謳っているもの」は、リスクが高い可能性があります。
依存症の心配やリスクが大きい:ギャンブル
続いては、「ギャンブル関連」の副業です。
競馬競艇などの公営ギャンブルやスロット・パチンコなどのギャンブルに加えて、近年オンラインカジノやスポーツベットなども注目を集めています。
継続して安定して収入を得ることが難しく、
継続的に取り組む事で【ギャンブル依存症】に陥る危険性も高まります。
これらに加えて近年注目を集めているオンラインカジノやスポーツベットに関しては日本国内では禁止とされています。
知らずに行い違法となることもあるので、リスクが高いものとなります。
最後に
インターネットの普及によって、どこにいても誰でも仕事ができる環境が広がりました。これまでであれば、できる仕事の種類は限られていましたが、今は幅広い職種の選択が可能です。
自身の長所やライフスタイルなどに合わせて新しい働き方を選択してみてください。